ルース・グロージャンの日本滞在記 Part1

2026年9月25日
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文
ルース・グロージャン
翻訳
ニューディアー

2026年4月、NeW NeWのアドバイザーとして来日したルース・グロージャン(Miyu Distributuion代表)は、2週間日本に滞在し、短編アニメーションにまつわる様々な場所を巡り、アーティストたちと対話しました。彼女が自身のInstagramにアップした日本滞在記を邦訳し、記事化しました。今回はそのパート1。オリジナルのポストはこちらから読めます。


2026年4月、私はアドバイザーおよび配給パートナーとしてNeW NeWから招かれ、東京、長野、横浜での2週間の日本滞在を過ごした。

主なミッション:
・配給に関するワークショップの開催
・新進気鋭のアーティストへの個別のフィードバック
・アニメーションを教える学校の訪問
・アンスティチュ・フランセ日本にてMiyu Distributionのイベントをすること

以下は、現地で私が目にしたもの、出会った人々、そして共有したい記録である。

NeW NeWとは何か?

NeW NeW(New Way, New World)は、日本政府による支援プログラムであり、CG-ARTSとニューディアーが運営している。若手短編アニメーション作家を支援し、国際的なパートナーとつなげることを行っている。このプログラムでは、個々のニーズに応じた創作面支援や国際映画祭でのピッチの機会、さらには世界中のプロフェッショナルとのネットワーキングツアーなどが提供されている。自身のプロジェクトを発展させたい日本の優れたアニメーション作家には、ぜひ応募をおすすめしたい!

9人のアーティスト、9つのプロジェクト

NeW NeWを通じて目にしたのは、(インディペンデント界における)多種多様な才能、手法、そしてストーリーであった。

日本には巨大なアニメ市場が存在する一方で、インディペンデントのアニメーション作家に対する支援があまり多くない。NeW NeWはその貴重なプログラムの一つである(もし他に知っている支援制度があれば、ぜひコメントで共有してほしい!)。これほど強大で目立つ市場の傍らで、インディペンデントの監督たちが存在感を示すのは容易なことではない。

選出されたプロジェクトの中には、現代美術のシーンから生まれた美しい作品や、社会問題に強く切り込んだ作品、そして当然ながら家族みんなで楽しめる短編やコメディ作品などが存在していた。これらの作品が完成し、世界中の観客に届けられる日が待ちきれない。

長野の2人のアーティスト

1週間以上日本に滞在する者にとって、東京を脱出することは必須と言ってもいいかもしれない。私にとってその最高の口実となったのが、首都圏からほど近い山岳県、長野であった。そこにはフランスのドローム県を思わせる情緒があり、自然の近くでより静かで地に足のついた暮らしを選んだアーティストたちが数多く身を寄せていた。NeW NeWに採択されているアーティストのうち2人もこの地に暮らしていた。彼ら自身の拠点・アトリエを訪ねたことは、あらゆる映画祭での出会いとはまったく異なる特別な体験であった。

ひらのりょうは、富士見町に暮らしている。この山あいの小さな町は、いつのまにかアーティストのコミュニティとなっていた。彼は映画を制作し、かぎ針編みでフィギュアを作り、ラップグループのメンバーでもある。すべての表現が一つへと繋がっている、真の意味で領域を横断する稀有な表現者の一人である。

榊原澄人は、山の中にある自身のスタジオへと私たちを温かく迎え入れてくれた。パペット、アニメーションのループ映像、そして絵画作品。彼はまた、アングレームで過ごした歳月にインスピレーションを得たグラフィックノベルも執筆しているが、現状は韓国でのみ出版されており、日本やフランスでは未刊である(編集者の皆さん、本当にお願いだから読ませてほしい。間違いなく素晴らしい作品のはずだ)。

イメージフォーラム

1987年に設立されたイメージフォーラムは、実験映画やインディペンデント映画に特化した東京でも数少ない空間の一つである。毎年9月には独自の映画祭も開催している(イメージフォーラム・フェスティバル)。今回のワークショップはここで行われた。映画館という空間の中で配給について語り合えたのは、実に素晴らしい体験であった。

(山下宏洋さんと)
NeW NeWのアーティストを迎えて行われたプレゼンテーション会の様子!

次のパートはもうすぐ…


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